床屋談義2

今日、家族からも散々「ひどいよ」と言われ続けてきた髪の毛に自分でも違和感(これは後ろ髪を縛らないと落ち着かないという)を感じて床屋に行った。久しぶりだなとは思っていたが、いつも担当してくれるYさんに尋ねたら、カルテを見ながら、8月以来ですね、と言われた。へーっ、4ヶ月ぶりか、と自分でも驚いた。

2月22日の「床屋談義」にも書いたように、その行きつけの床屋さんは、そんなお得意様の正反対の限りなく「一見さん」に近い私でも、毎回こちらが恐縮するほど、昨日会ったばかりであるかのような気配りの効いた応対をしてくれるので、気持ちがいい。

毎回、若いYさんとはどちらからともなく色んなことを話す。今日も、同窓会、ゴルフ、パチンコ、川沿銀座、新しいスタッフ、年末年始の過ごし方、等々話題は尽きなかった。その中で彼がポツリと言った言葉が忘れられない。「大学に行きたかったなあ。」大学に行った友人たちの話を聞く度にそう思うのだそうだった。彼は高校卒業後、もう10年以上、ほとんど休みなく言わば修行を続けてきた身である。技術はしっかりしていて、人柄も素晴らしい。近い将来は実家の床屋さんを継ぐ。頑張ってもらいたい。