ベーコンとトマトのバジル風味スパゲッティを作って食べた後、山道を歩いた


昼、有り合わせの食材で簡単なスパゲッティを作って食べた。作るのに20分、食べるのに30分、後片付けと皿洗いに10分で正味1時間の幸せな昼食だった*1。その後、久しぶりに近所の山道を小一時間歩いた。三つの花に出会った。


開花直前のクルマバソウ(車葉草, Asperula odorata)。


ヒトリシズカ(一人静, Chloranthus japonicus)。


多分、ニオイタチツボスミレ(匂立壺菫, Viola obtusa)。

*1:深い鍋に水をたっぷり入れて火にかける。煮立つまでの間、冷蔵庫に残っていた使えそうな野菜を見繕い、水洗いする。ベーコンが残っていたので使うことにする。タマネギとニンニクの乾涸びた皮を剥く。中は大丈夫、みずみずしい。味付けはバジルでいいや。包丁でタマネギを薄切りに、ピーマンを細切りに、ニンニクをみじん切りにする。ミニトマトはそのまま。ベーコンを適当な大きさに切る。鍋の水が煮立ったところで、そうだ、塩を入れるのを忘れるところだった、パスタを入れ、タイマーを9分にセットする。大きなフライパンを火にかける。いつもより多めにオリーブオイルをしいて、熱くなったところを見計らって、ニンニクを入れる。色がつき、香りが立ったところで、ベーコン、そして野菜を次々と入れて、炒める。下味に軽く塩胡椒を振る。8分30秒くらいで、パスタの茹で具合を確認する。微かに芯が残る程度で、火を止め、笊を使った湯切りは省略して、鍋から直接フライパンにパスタを手早く運ぶ。ベーコンと野菜とパスタを混ぜながらさらに軽く炒める。途中でバジルをたっぷりとかける。味見をしながら、塩加減を調節する。よし、できた。ここまでで20分くらい。食べるときに、ミニトマトを崩して果汁をパスタに絡ませる。味がほんのり酸味を帯びまろやかになる。悪くない。鷹の爪や茄子があったら味の可能性は広がったなあとふと思う。残っていたイギリスパン一枚をトーストしてメイプルシロップを垂らして食べる。美味い。食べるのに30分。後片付けと皿洗いに10分。昼食にかかった時間は正味一時間。こう書くと慌ただしい印象があるかもしれないが、実際には、こうして写真も撮ったりしているくらいだから、結構いい感じのペースだった。アメリカで一人暮らししていたときには、オリーブオイルや岩塩にちょっと凝ったものだったが、帰国してからは余裕もなく基本的に何でもいい路線に戻った。