ボタンとシャクヤクの違い



ボタン(牡丹, Peony, Paeonia suffruticosa


ボタン(牡丹, Peony, Paeonia suffruticosa)とシャクヤク芍薬, Chinese Peony, Paeonia lactiflora)は同じボタン科(Paeonia)に分類されるだけあって非常によく似ていて、私には花だけでは区別がつかない。さらに恥ずかしいことに、一昨年も、昨年も、そして今年もダリアと見間違った^^; 「大輪の花」が共通しているだけで、開花時期も大きくずれ、花弁の形もまったく違う。ただし、ダリアの和名はテンジクボタン(天竺牡丹)。

二年前に牡丹は木、芍薬は草であるという基本を学んだが、茎が草のようにも木のようにも見えるものもあり、いまだに迷うことがある。id:mmpoloさんから葉っぱですぐに区別がつくと教わり、葉っぱの形の違いに注目してずいぶん沢山の牡丹と芍薬の花の写真を見た。牡丹の葉は幅広で深い切れ込みがあり、比較的色が薄く艶がないのに比べて、芍薬の葉は細長く切れ込みはなく、色が濃く艶がある。そういうわけで、一昨日、Oさんちの庭で見たのも、ボタン(牡丹, Peony, Paeonia suffruticosa)だった。