花火の音で目が覚めて

今朝は花火の音で目が覚めました。そうか、小学校の運動会か、とすぐに合点しましたが、目覚める直前に奇妙な夢を見ていたことを続けて思い出し、しばらくは夢と現のあいだを往復しているような浮遊感のなかにいました。外は晴れてはいましたが、木々が大きく揺れている。土埃が舞うグランドを想像しました。三歳離れた二人の子が通った小学校の運動会には9年間9回足を運びました。強風のためにグランドの乾いた土が砂嵐のように襲い、弁当を食べるのに苦労した年もあったなあ。途中から雨に降られて、急遽体育館で昼食、という年もあったっけ。

散歩の後半、自然と体は小学校に向かいました。昔、風太郎とよく歩いた裏道に沿って、プールと体育館が並び、その間からグランドが望めます。立ち止まって写真を撮りました。場所とりをする大人たちの姿が小さく見えました。その様子を眺める顔見知りのGさんの姿がありました。案の定、グランドではときおり土埃が舞い、ブルーシートが風にはためいていました。

裏道にはぞくぞくとマイカーが到着し、次々と道の両側に縦列駐車していました。その間を縫うように歩いていたとき、リュックを背負った男の子がワクワク感を発散させながら私を追い抜いていきました。私が左手にカメラを持っていたからか、彼は私の方を振り返って一瞬ニコッとしたような気がしました。夢か? 彼の右手には「大運動会」と大きく手書きでタイトルの書かれたプログラムが握られていました。「大」の字が一際太かったのが印象的でした。


***


帰り道、中学校の校庭のヤマモミジの根方に「ヤマモミジ」の説明プレートが立っているのが目に入りました。なるほど。それにしても「ACer」が気になりました。


昨日、驚愕のあまり、落ち着いて撮影できなかったKさんちの新マスコットたちをじっくりと観察しました。Kさんが居間の窓越しにこちらに向かって手を振っていました。何考えてんだか。