ラルマナイ渓谷





恵庭市を流れる漁川(いざりがわ)の支流ラルマナイ川白扇の滝。近くには滝としてはもっと見応えのあるラルマナイ滝、三段の滝がある。その辺り一帯をラルマナイ渓谷と呼ぶ。紅葉の頃には大勢の見物客が押し寄せる。私たちが立ち寄った時には他に人はいなかった。熊がひょっこり現われてもおかしくない凛とした空気だった。滝と言えば、観光スポットからは外せない風景美の象徴であるとともに、古くから信仰と結びついて精神の鍛錬、修行といったイメージを喚起させる。特に激しく落下する水は穢れをきれいさっぱり洗い流してくれそうだ。だが、少なくとも私のケガレを洗い流すには、日本の滝では無理だろう。せめてイグアスの大瀑布ほどの水量が必要だろう。「それでも無理よ」。



ミズナラ水楢, Japanese oak tree, Quercus crispula



ハリギリ(針桐, Prickly castor-oil tree, Kalopanax pictus



アカイタヤ(赤板屋, Mono maple or Painted maple, Acer mono ver. mayrii.



ハルニレ(春楡, Japanese elm, Ulmus davidiana var. japonica


関連エントリー