亡父の遺品、埃をかぶっていたレンズ




 via NIKKOR 28mm F3.5





NIKKOR 28mm F3.5 + KIPPON NIK-m4/3 + OLYMPUS PEN E-P3


亡父のカメラ関係の遺品には銀塩時代のニコン製品が圧倒的に多い。フィルムを使いたい気持ちはあるが、敷居が高いので、レンズだけでも慣れたデジタルカメラに装着して使って見たいと思っていた。すでにジャンク品として手に入れたズミタール(Summitar 5cm F2)とタクマール(Takumar 55mm F1.8)はアダプターを介して毎日使っているが、焦点距離が二倍になるため、ほとんど望遠レンズになってしまう。「物は使いよう」だから、それはそれで面白いのだが、不満ではあった。遺品レンズの中に28mmのニッコールNIKKOR 28mm F3.5)があった。これだと二倍でも56mmだから、なんとかポートレイトやスナップショットに使える、早く使ってみたいと思っていた。最近、ニコンのFマウントレンズ用のアダプターを安く手に入れ、早速使ってみたところ、悪くない。素直に良いと云わない理由は、まだ詳しく語ることはできないが、やや硬い印象があるからである。でも、こうして、長年埃をかぶっていたレンズ、一生使うことはないだろうと思っていたこともあるレンズを、もう一つの<目>にすることができて嬉しい。このレンズで自在に<見る>ことができるようになるにはもう少し時間がかかるだろうが。