ヤブガラシだった



ヤブガラシ(藪枯らし, Bushkiller or Japanese cayratia herb, Cayratia japonica)、別名ヤブカラシ、ビンボウカズラ(貧乏葛)。薬効


昨日、黒く熟した果実をつけた五葉掌状複葉の蔓性の植物を「アメリカ蔦」と同定して記事にしたが、id:seivoci0004さんから「ヤブガラシ」にとてもよく似ているという指摘を受けて、ハッとした。これはもしかしたら、と再びそれを見に行って驚いた。「俺は一体何を見ていたのだろう」。よく見ると、それはそもそも草本であった。アメリカ蔦は蔓性の落葉低木である。そして、その根方は庭の中ではなく、庭の囲いの外側にあった。人の手によって植えられたものではなく、自生しているものだった。しかも、かなり大きな繁みを形成していた。その中にオオイタドリと笹がわずかに混じっていた。正に、もともとの草薮を枯らして繁殖した「薮枯らし」に見えた。やれやれ、また詰めの甘さが露呈してしまった。肝に銘ずるために、黒く熟した果実と葉のついた蔓をすこし戴いてきた。しばらく机上に置いて眺めていたい。


そういうわけで、昨日の記事の「アメリカ蔦」を「ヤブガラシ」に訂正します。