パステルナークの「ハムレット」


「ロシア語辞典なんか引いて、どうしたの?」
「いや、パステルナークの『ハムレット』って詩が意味深でさ」
パステルナークがハムレット?」
「うん、思い入れがあったんだ」
「思い入れ?」
「うん、パステルナークにとって『ハムレット』はいかに自分を捨てて生きられるかっていう物語だったんだよ」
「ふーん、つまんない自分を捨てられないあなたにはいい教訓になりそうね」
「・・・」