古道具ニコニコ堂、『夢見つつ深く植えよ』

今日届いた『Link Club Newsletter 8』をパラパラとめくっていて、東京国分寺の古道具屋さん「古道具ニコニコ堂」の紹介が目に留まった。店主の長嶋康郎さん(御次男は作家の長嶋有さん)の大きな器とその商売を支えるビジョンに感じるものがあった。まだはっきりとはしていないが、私がインターネットの本当の可能性として感じているものにどこかで通じる何かのような気がしている。
古道具ニコニコ堂 http://homepage.mac.com/soranet/niconico/

そしてもうひとつ、そのタイトルに震撼させられた本が紹介されていた。『夢見つつ深く植えよ』。20世紀のソローとも呼ばれる詩人メイ・サートンの著作である。この「夢見つつ深く植えよ」という精神の二方向の持続的緊張が見事に表現された邦題そのものを私はしばらく味わった。原題は『Plant Dreaming Deep』。この原題から「夢見つつ深く植えよ」という日本語へ至る「翻訳」の森もまた「深い」。そして「Plant Dreaming Deep」には邦題にはないヴィジョンも含まれる。面白い。早速、翻訳本と原本の両方を注文した。

夢見つつ深く植えよ

夢見つつ深く植えよ

Plant Dreaming Deep

Plant Dreaming Deep