TEMPORARY SPACEにて、3本

前々々エントリーで書いた中森敏夫さんのTEMPORARY SPACE訪問では私が持参したデジタル・ビデオ・カメラがすこしだけ活躍した。そのとき撮影したフッテージから試みに3本を切り出した。

(1)"NU" 野上裕之個展の三作品を、無理を言って野上さんご本人に撮影していただいた。「映像はむずかしいなあ」と言いながらも、さすがにセンスのいい絵を撮ってくれた。それを私がざっくりと編集した。YouTubeの制限でいつもビデオの解像度の低さ、荒さが目立ってしまって残念だが、なんとか空気は伝わると思う。

Hiroyuki Nogami(camera), Masao Mikami(edit.)


(2)中森敏夫さんのブログ『テンポラリー通信』によれば、年末年始には野上さんの彫刻と酒井博史さんの篆刻の「ライブ」が行われたらしい。その篆刻作品はTEMPORARY SPACEのギャラリーの出窓に並んでいた。味わい深い篆刻たちを撮影した。

Masao Mikami(c. & ed.)

(3)私が酒井博史さんと話し込み、中森さんが平岡さんに、80年代から続く中森さんの札幌を普遍的な文化的拠点として立ち上げるための闘いについて解説していたところを、野上さんがビデオ撮影していた。私だけが写されていたことに気づいていない。他の三氏は気づいていたようだ。酒井さんは髭と帽子が決まっている。平岡さんは資料に眼を落としながら、中森さんの説明を聞いている。中森さんはいつもとてもダンディである。野上さんの目線はとてもよい。編集はしていない。

Hiroyuki Nogami(c.)