Deva Hari Parkash @Kiahkeya:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、7月、184日目。


Day 184: Jonas Mekas
Tuesday July 3rd, 2007
5 min. 25 sec.

Deva Hari Parkash
at Kiahkeya. L.I.City,
improvisational Indian
Yoga/Odissi dance.

デヴァ・ハリ・パルカシの
即興ヨーガオディッシィ・ダンス
ロングアイランド
キアケヤで。

後ろ姿は男と見紛う坊主頭のダンサー、メキシコ出身の女性舞踏家デヴァ・ハリ・パルカシは前半にシタール(先日紹介したノラ・ジョーンズの母親ラヴィ・シャンカル(Ravi Shankar, 1920-)は世界的なシタール奏者である。)の演奏に合わせて舞踏(BUTOH)の動きを取り入れたようなヨーガ的即興ダンスを披露する。後半は深海のうねりのような女性の歌声に合わせて彼女独自の即興オディッシィ・ダンスを披露する。キアケヤの公式サイトの記録によれば、6月27日の午後8時から11時まで、デヴァ・ハリ・パルカシのオディッシィ・ダンスのパフォーマンスが行われた。

キアケヤ(Kiahkeya)はカチ・フォン・ケルバー(Kathi von Koerber)が2004年に創設した、一口でいえば伝統芸能系プロダクション・カンパニーであるが、その志はとてつもなく高く、世界中の民族の伝統的な踊りや歌を様々なメディア(パフォーマンスを含む)を駆使して記憶、再現、継承し、広め、現代社会が見失った生のヴィジョンを再生することである。創設者のカチ・フォン・ケルバー自身が映画監督であり、VJであり、舞踏家でもある。

インドの古典舞踏一般、そして特にオディッシィ(あるいはオリッシィ)に関しては、インド舞踏家の野中ミキさんのサイトに詳しい。