if you can come back next life as an animal...:365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、10月4日、277日目。

明日の日付になっている。

Day 277: Jonas Mekas
Thursday, October 4th, 2007
3:00 min.

books on Driggs
Avenue, Williamsburg,
Brooklyn ---

ブルックリン、
ウィリアムズバーグ、
ドリッグズ・アヴェニュー
路上の本、本、本…

アクシデント発生(笑)。DownloadしたフィルムはOctober 5th、明日の分だった。何か手違いがあったのだろう。PreviewではちゃんとOctober 4thの冒頭部分を見ることができる。表紙が破れた本、しわくちゃの汚れた頁が開いた状態の本などがゴミの山のように路上に大量に散乱している。明日、(おそらく)全篇が配信されるのをまって紹介することにしよう。

ダウンロードして見た「明日の分(October 5th)」は、薄暗いバーで、フォン・ブイ(Phong Bui, 1964-)が「俺は金魚になりたいんだ。美しい金色の皮膚で、水の中をゆっくりと優雅に泳ぎ、水面に浮上して酸素を吸い、太陽の光を浴びる…」と話している。オーグスト・バルカリス(Auguste Varkalis)は「燃える富士山」になりたいと凄いことを言い出す。

フォンが会話の流れをコントロールするようにして、来世で動物に生まれ変わるとしたら、どんな動物がいいか、考えずに、直観で答えることにしようと提案する。「考えるな、すぐに」とフォン。「蜘蛛だ」とオーグスト。「むにゃむにゃ」と考えるメカス。「考えるな、ジョナス」とフォン。「……、ハエだ」とメカス。「クモとハエか(大笑)」とフォン。「じゃ、もう一つ選べるとしたら何だ?」とフォン。「……、鳩だ」とオーグスト。「あーーー、サイだ」とメカス。「最初の選択は無効で、第二の選択が有効なんだ、ハトとサイか、悪くない」とフォンの音頭で乾杯する三人。その根拠は不明。フォンは「次善の理論(theory of second best)」を念頭に置いているのかもしれない。とにかく、ちょっと(かなり?)酔っている三人は愉快そうだ。唐突に、オーグストが「俺は今サルなんだ」と言い出す。「は?」とフォン。「サルから抜け出せないんだよ。中国では、……、今年は、今はサルなんだ」とオーグスト。オーグストに間違いがなければ、これは3年前2004年の映像か、それとも干支の理解に混乱があるのか、不明。中国由来の干支も知っているオーグストだった。