ツグミだった

札幌、曇のち雪。昨日ほどではないが、今朝も気温は高め。雪の表面が融けている。風が出始め、大気は不安定になりつつある感じがした。

散歩往路。原生林のフェンスに沿って高い雪の壁が続く。藻岩山は霞んでいた(→ Mt. Moiwa, March 1st, 2008)。

「コンコン、コンコン」と樹を啄く乾いた良い音が原生林に響いていた。アカゲラ(赤啄木鳥, Great spotted woodpecker, Dendrocopos major)だった。

風太郎の恋人、「そら」ちゃん。つかの間のスキンシップ。

散歩復路。排雪が追いつかず、通りは対向車どうしがまともにすれ違えないほど狭まった。

中学生の落書きか。「バーカ」と書きたくなることもあるよな。

よく通る高い声で「ツーピー、ツーピー」と囀るシジュウカラ四十雀, Great Tit, Parus major)。

これはツグミ(鶇, Dusky Thrush, Turdus naumanni)だった。冬にシベリアの方から渡って来るツグミが念頭になかったために、今までこれを尾の短いヒヨドリ(?)とかお腹に斑点模様のあるムクドリ(?)とか、トンチンカンな同定アプローチをしていた。pirikainankleさんのご指摘のお陰で同定できた。黄白色の眉斑と腹の黒斑に特徴がある。ただ一点かすかに引っかかっているのは、脚が黒っぽいところ。ツグミの多くの図版や写真では脚は黄色である。