早すぎるリラ冷え

札幌、小雨。寒い。まだリラ(ライラック)は蕾なのに、早すぎる「リラ冷え」。藻岩山は雨に烟っていた(→ Mt. Moiwa, May 9th, 2008)。


トチノキ(栃の木, Aesculus turbinata)。てっぺんのグリグリは雄蕊だけの雄花で、下の方に見えるのが普通の両性花の蕾のようだ。不思議だ。


スイセンの仲間もチューリップと同じように撮り方が難しいと感じる。これは日本水仙Narcissus tazetta var. chinensis)か。


面白いリズム感のチューリップたちが目に留まる。チューリプ(Tulip, Tulipa)には「鬱金香(うこんこう)」という和名があることを初めて知った。


クロフネツツジ(黒船躑躅, Royal azalea, Rhododendron schlippenbachii)の花が散り、裏返った花弁が石塀の上に雨に濡れてべったりとくっ付いていた。散乱する雄蕊が生々しい。


サフラン公園入口のシナノキ(科の木, 級の木, Japanese Linden, Tilia japonica)の若葉の下を通る。気持ちがいい。


通りの反対側の札幌軟石の塀からチューリップが頭だけ出していた。悪くないと感じる。


今年もちゃんと咲いた。主人を失った廃庭の西洋ナシ(Pear, Pyrus communis L.)。昨年夏にはこんな果実(→ 写真)を枝も撓わに沢山つけた。


南の空に一瞬青空が覗き、眩しい光が射した。カエデ(楓, Acer)の若葉が美しい。エゾイタヤ(蝦夷板屋, Acer mono Maxim. var. )か。