数日前に大学のキャンパス内の松の木でカラスの巣の撤去作業が行われていた。その作業を見守っていた若い職員さんから聞いたところでは、近所に住む方が過敏になった親カラスに襲われ怪我をされたという。
今夜の散歩で興味深い張り紙を見た。あるお宅の塀に貼付けてあった。ほぼこんな内容だった。
近所のカラスの巣でヒナが孵りました。しばらくの間親カラスは非常に神経質になっているので、その巣をしげしげと眺めたり、親ガラスを睨んだり等、彼らの神経を高ぶらせるような行動はどうか慎んで下さい。ヒナがある程度育つまでの間は、10日ほどらしい、敢えて知らんぷりして、巣や親ガラスを見ないようにして下さい。そうすれば、カラスたちも過敏にならず、人を襲ったりすることは決してありませんから。
へぇー。感心した。こんなカラスとの共存の思想が籠められたお知らせを書いた方とお話ししてみたいと思った。夜の散歩の賜物である。