空き地には数千本の「猫の耳」(Catsear)が

札幌、薄曇り。蒸し暑かった。

とある空き地が少し前から背の高いタンポポに見える黄色い花で覆い尽くされている。「猫の耳」という意味の英名 Catsear を持つブタナ(豚菜, Catsear, Hypochaeris radicata)である。英名は写真では確認できないが葉の形がネコの耳(Cat's ear)に似ているところから命名され、和名はフランスでの俗名 Salade de pore(ブタのサラダ)に由来するという。*1

道端ではとっくに花の終わったナズナ(薺, Shepherd's Purse, Capsella bursa-pastoris)の逆三角形の果実が目立つ。好きな姿形だ。英名、学名の「羊飼いの財布」が想像をかき立てる。通称「ぺんぺん草」。「ぺんぺん草」の「ぺんぺん」は「お尻ぺんぺん」の「ぺんぺん」と同じ語源なのだろうか。不明。芭蕉の句「よく見れば/薺花さく/垣根かな」を思い出す。


以前から気にかかっている薄いピンクの可憐なハギ(萩, Bush clover, Lespedeza)の花。何ハギだろう?