札幌、晴。やや暑い。風強し。
ほとんど散ってしまったシソ(紫蘇, Red Shiso, Perilla frutescens var. crispa)の花。
初夏には「猫の耳」が咲き誇っていた空き地に今はヒメジョオン(姫女菀, Annual fleabane, Erigeron annuus)が。
道端のエゾノコンギク(蝦夷野紺菊, Aster ageratoides subsp. ovatus var. yezoensi)。
昨年は10月に入ってから目につきはじめた「風の花」シュウメイギク(秋明菊, Japanese anemone, Anemone hupehensis var. japonica)を二カ所で見かける。
今朝はサフラン公園には立ち寄れなかったが、近所の空き家の廃庭にサフラン(saffron crocus, Crocus sativus)を見かけた。アヤメの仲間。サフランは古来香辛料、着色料、生薬(番紅花)として重宝されてきた。旧約聖書にも「芳香を放つハーブ」として記され、古代インドではブッダの死後仏僧は職服をサフラン色に染め上げるようになり、古代ギリシアやローマ時代には香水や婦人病の妙薬として重宝されたといわれる*1。世界的にはイランが主産地である。日本では大分県竹田市や宮城県塩釜市で生産されている*2。
追記。これはサフランではなく、見た目は似ているが、ユリ科のイヌサフラン(autumn crocus/meadow saffron/naked lady, Colchicum autumnale)、園芸名称コルチカムであった。江別市在住のGさんからご教示いただいた。