つかの間、鳥になる

部屋の窓からトヨタ・ビッグ・エアー(TOYOTA BIG AIR 2009 公式サイト)の滑走台の照明が見える。競技のことは詳しくは知らない。見かけは非常に派手なイベント仕立ての競技大会で、地味なスキーのジャンプ競技大会とはイメージがかけ離れているが、選手たちが一定の制約の中で飛び方を競うという点では同じだ。物理的には高い場所から落ちるに過ぎないが、上方への飛び出しと急斜面に着地する間に、選手たちは落ちながらも華麗に飛ぶ。落ちるという絶対的な宿命の中で選手たちはつかのま鳥になるのだと想像する。

ちょうど今(21:22)競技終了を告げる花火が打ち上がった。

参考: