これは紛れもなくシャクヤクであった


シャクヤク芍薬, Chinese Peony, Paeonia lactiflora

これぞ、木ではなく草であり、葉っぱの形といい、まぎれもなくシャクヤクだなあと思いながら、しゃがみ込んで撮影していたら、突然、「あれ、まあ!」と声をかけられた。


めんこいねえのおばあさんだった。「お久しぶりです」「一人なんだね……。もう飼わないのかい?」「ええ……。これは芍薬ですよね」「そうだよ。あっちではもうすぐ牡丹が咲くよ」「そうですか」「また飼いなさい」