亜麻は売り切れ。西洋風蝶草、クロウエア

最近毎朝撮っているアマ(亜麻, Perenial Flax, Linum perenne)はないかと田中光花園(たなかひかる・かえん)に立ち寄ったが、売り切れだった。最近人気があるらしい。園内を一通り見て回り、目にとまったセイヨウフウチョウソウ(150円)とクロウエア(600円)を買う。セイヨウフウチョウソウをもうひとつおまけにつけてくれた。それから、なんとアマのタネをたくさん分けてくれた。ありがたい。来年の今頃は我が家の周りではアマが風に揺れていることだろう。



セイヨウフウチョウソウ(西洋風蝶草, Cleome or Spider plant, Cleome spinosa)。 熱帯アメリカ原産。日本には明治初期に観賞用として渡来。名前は花の姿が風に舞う蝶に見えることに由来。



サザンクロスの名で売られていたクロウエア・エクサラータ(Small crowea, Crowea exalata)。オーストラリア南部に自生する常緑性低木。どこがサザンクロス(南十字星)なんだろうと疑問を感じつつも名前も星形も気に入って買った。日本では誤ってサザンクロスの名で流通しているらしい。これはミカン科クロウエア属の植物である。葉をもむと柑橘系の爽やかな香りがする。

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こちらが本物のサザンクロス(Southern cross, Xanthosia rotundifolia)。クロウエアと同じオーストラリア原産だが、セリ科クサントシア属の植物で、これならたしかに十字形なので、サザンクロス(南十字星)という名も頷ける。