ランチ


昼休み、四年生の橋本君と高崎君と一緒に大学そばの木多郎でランチ(スープカレー)する。春先に父上が急逝し、急遽稼業の経営の一翼を担うことになった橋本君は、卒論の準備も怠りない。民主党政権による新たな政策によって経営が圧迫される事実に直面していることなど、早くも経営者としての質や手腕を問われている。大手の通信会社に就職が内定している高崎君は研修の中でやりがいと展望について大きな手応えをつかみ、仕事に対する見方、考え方も地に足がついてきたようだ。ちなみに、高崎は当初激辛5に挑戦します!と意気込んでいたが、結局辛口の3で妥協し、辛さに弱い橋本と胃腸が弱ってきている爺の私は当初から戦意は皆無で、普通の0を注文した。私にとっては0でも充分、ちょうどよく辛い。