南風(the first strong south wind)、ボケ酒(Flowering Quince Liquor)





ヒヨドリ(鵯, Brown-eared Bulbul, Hypsipetes amaurotis



コガラ(小雀, Willow Tit, Parus montanus





ブーランジュリー・マルゼルブ、Boulangerie Malesherbes(→ 旧道のパン屋







Flowering Quince Liquor


強い南風に背中を押されて歩く。今年初めてだ。春一番? 粉雪が舞う。凍てついた道の上を落ち葉が追い越して行く。原生林が唸る。いつも赤い顔をした散歩人のおじいさんは厚手のダウンにしっかり身を包んでいた。「寒いねえ!」「風が冷たいですね!」路地階段を降りて、旧道にあるパン屋に寄って、朝食用にクロワッサンとオリーブオイルだけで作ったというモチモチパンを買う。サフラン公園の奥の東屋に苅谷さんを見かける。手を振る。気づいて手を振り返してくれる。小坂さんに、味見用にボケ酒(Flowering Quince Liquor)を少量届ける。一昨年の夏に頂いたボケ(木瓜, Flowering Quince, Chaenomeles speciosa)の実を焼酎に漬けて置いたやつだ。焼酎はボケのスピリットに金色に染まり輝いている。独特の香りと酸味がある。「果実酒の王様」らしい。


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