月形で


石狩川の向こうに樺戸連山を望む



石狩川に架かる月形大橋




月形刑務所(Tsukigata Prison)樺戸郡月形町。「月形」という町名は樺戸集治監の初代典獄(所長)月形潔の姓に由来する。

樺戸 かばと

 樺戸郡は石狩川中流西岸一帯の土地で、その名をつけて呼ばれる樺戸川は、浦臼町新十津川町の境を流れている(石狩川支流)。永田地名解は「カパト(kapato)は水草の名。和名はカハホネ、今人コウホネと云ふ。郡中オサッナイとウライウシペッの間に河沼あり。河骨(かわほね)多し。故に名く。今人月形村をカバトと思ふは非なり」と書いた。水中に蓮根のような根茎があってそれを食用にしたのだという。

  山田秀三『北海道の地名』北海道新聞社、1984年、50頁


コウホネ(河骨, Cow lily, Nuphar japonicum)はスイレン科の多年生の水草


参照


樺戸監獄



樺戸監獄史話―囚人、石狩川をのぼり沿岸を開く (1972年)



史料 北海道監獄の歴史



監獄ベースボール



日本の監獄―獄中処遇の実態



監獄の誕生 ― 監視と処罰



パリ・サンテ刑務所 主任女医7年間の記録



監獄と工場―刑務所制度の起源