ギンポーサンドペーパー



金属を磨く紙ヤスリ(鑢)が必要になって、亡き祖父の道具箱を探したら、山を象り「銀峰」と漢字の入ったロゴマークに「ギンポー サンドペーパー」という商品名が懐かしい書体で印刷されたビニール袋に入ったやつが見つかった。目の粗さの異なる五種類の紙ヤスリが入っていた。ビニール袋には「学校工作や家庭大工に便利 1袋¥50」とある。私が小学生か中学生の頃に工作で使った残りを祖父がとっておいたものかもしれないと思ったが、全く思い出せない。確かめようもない。紙ヤスリの裏地には目の粗さを表わすらしい「GRIT No.〜」や品目番号「LOT No.〜」などが印刷されている。「銀峰(ギンポー)」は製造会社名だろうか。調べはつかなかった。


追記。この紙ヤスリに関して、知人のウーノさんがメールで情報を寄せてくれた。この紙ヤスリは大阪の永塚工業が作ったもののようだ。「銀峰(ギンポー)」は同社のブランド名か、あるいはセット売りをした販売会社の名前ではないかという。どうも、銘柄っぽいなとは感じていた。それにしても、永塚工業のホームページ冒頭に掲げられた企業理念の根幹を表す言葉らしい、「物を磨くことは、人間の本能である」には吃驚した。


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