年末年始





12月30日、雨、洞爺湖







晦日、曇り、洞爺湖



晦日、曇り、室蘭市






元日、雪のち曇り、室蘭市




1月2日、晴れ、室蘭市。果実はノイバラ(野茨, Multiflora rose or Baby rose, Rosa multiflora, 薬効



Richoflex Diamond(1955): Riken Riconar 8cm F3.5, Riconar Viewer 8cm F3.5, Citizen MXV shutter to 1/400




HIROSHIMA 1958


年明け早々、とあるリサイクルショップでリコーフレックスに遭遇し、不思議な運命の巡り合わせを感じました。ちょうど一年前に出会った写真集『HIROSHIMA 1958』(インスクリプト、2008年)のことを思い出しました。マルグリット・デュラス脚本、アラン・レネ監督の映画『Hiroshima mon amour(ヒロシマ・モナムール)』(1959年公開。日本公開時の題名は『二十四時間の情事』)の主演女優エマニュエル・リヴァ(Emmanuelle Riva, b.1927)が昭和33(1958)年の夏に、広島で撮影した写真、特に基町の太田川のほとりにできた密集集落、いわゆる「原爆スラム」の中を漂流するように歩き廻って撮影したらしい写真を夢中になって見ていた時のことを。エマニュエル・リヴァが使っていたカメラは当時日本で手に入りやすかった二眼レフのリコーフレックスでした。エマニュエル・リヴァがリコーフレックスで撮った写真から伝わって来る不思議な「距離感」について書いたときに、二眼レフのファインダーを覗くには被写体に対してお辞儀をする格好になることが非常に印象深く、「リコーフレックス - お辞儀」という結びつきが、自分の体験のように記憶に残っていました。そんな記憶がリコーフレックスとの遭遇を準備していたのかも知れません。いつかリコーフレックスでお辞儀をしながら写真を撮ることができたらいいなと思っています。


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