一昨日13日、日中の猛暑を避けて、夕方墓参りに出かけた。海に比較的近い墓地には例年カラスではなくカモメの群れが供物を狙って飛び交っていたが、今年は時間が遅いせいか、カモメの姿はなかった。その代わりツバメの群れが低空飛行していた。写真にも小さく数羽写っている。墓地上空を舞うツバメの様子に不思議な感覚を覚えた。墓という人間にとっての大切な記憶装置を今後、特に私の死後どうすべきなのか、つらつらと考えていた。「ここ」という場所に拘る理由はどこまで普遍的なものなのか、などと。
その夜、市街の夜景の向こう側、太平洋に浮かぶ漁り火を見た。イカ釣り船の灯が点々と、次第に増えていった。
昨日も室蘭にしては猛暑だった。風太郎もバテ気味。
猛暑のせいか、海岸から市街地にかけては濃霧に覆われていた。二日間滞在した義母の家は高台にあって、晴れていた。午前中にちょっと気になっていた二つの小さな岬を訪ねた。
これは鷲別(ワシベツ)岬。濃い霧の中、打ち寄せる波。21sec.
(イタンキ岬)
(イタンキ漁港)
(イタンキ漁港)
(イタンキ漁港)
鷲別岬から1キロも離れていないところにイタンキ岬があり、その南側の小さな入り江はイタンキ漁港になっていて、漁を営む家が肩を寄せ合うように並んでいる。
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午後室蘭を発ち、倶多楽(クッタラ)湖、登別温泉、オロフレ峠、大滝村、美笛(びふえ)峠、支笏湖(しこつこ)を経由して、夜遅くに札幌に戻って来た。
(倶多楽湖岸)
(倶多楽湖岸)
(展望台から倶多楽湖を望む)
(展望台に設置されたゴミ箱)
(オロフレ峠)
(オロフレ峠から登別温泉方面を望む)
(オロフレ峠から洞爺湖を望む)
大滝村の蟠渓(ばんけい)の酪農家で牛と山羊に声を掛けるがほとんど無視される。
同じく蟠渓の牛舎で子牛に声を掛けると振り向いてくれた。
同じく蟠渓で目に飛び込んできたブドウ畑。しばらく見とれた。
支笏湖畔についた時にはすでに陽は落ち、ほとんどの店は閉まっていて、観光客もほとんどいなかった。
一軒だけ開いていた洋食屋MISATOで晩飯にありつく。本格的なオムライス、「ふわふわたまごのオムライス〜特製ハヤシソース〜」は絶品だった。アイス・エスプレッソをかけたソフト・クリーム「アフォガード」も美味かった。