精進川(樋門橋)


中の島通から上流を望む



中の島通から下流を望む



精進川樋門橋付近から上流を望む



豊平川に合流する川尻。幌平橋の百メートルほど北側。釣り人あり。



幌平橋。冷たい風の中、少年が豊平川を眺めていた。

 精進川(しょうじんがわ)の来歴

 精進川は南区の澄川から流れ、豊平区平岸に入って、中の島の東側の崖下をずっと通って、幌平橋のたもとで豊平川に注いでいる。ずいぶん前、札幌の地名を調べ歩いたころ、永田地名解が平岸の隣に「オソウシ。滝川尻」と書いた処を求めて歩いた。
 オソウシはo-so-ush-i「川尻に・滝が・ついている・もの(川)」である。この辺の川は精進川だけなので、その川尻の幌平橋に行ったが滝はない。あの長崖を伝って溯って行ったら、平岸の南端近くでやっと滝があった。変だと思って調べたら、あの崖下はもとは豊平川で、滝の処が元来の精進川の川尻(オ)だと分かった。

  山田秀三『北海道の地名』北海道新聞社、1984年、30頁


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