パティ・スミス(Patti Smith):365Films by Jonas Mekas

ジョナス・メカスによる365日映画、14日目。


Day 14: Jonas Mekas

Sunday Jan. 14th, 2007 4 min. 21 sec.

Patti Smith
reads Allen Ginsberg
for Harry Smith...

ハリー・スミス(1923-1991)のためにアレン・ギンズバーグ(1926-1997)の詩「Footnote to Howl」を朗読するパティ・スミス

メカスのフィルムに登場する面々をつなぐ時代や精神の傾きのひとつは映画にもなった「ビートニク」だが、問題なのは、知識ではなく、生き方であることは言うまでもない。意識や言語や想像力において世界の現実を変える力をいつ、どこで、どのように実際に発揮するか、ということはいつの時代にも問われている。その意味では「ビートニク」に限らないが、キーワード化している既存の運動に関する知識はむしろ反動的に作用することも少なくない。キーワード化命名から逃れ去り続ける運動こそが生きた運動だと思う。

All Tomorrow's Girlsのfumi_oid:fumi_oさんが「驚くほど美しいパティ・スミス」とブックマークしているミュージック・ビデオは、パティ・スミスの実存をよく伝えてくれる。
YouTube - patti smith- Don't Smoke in Bed (Nina Simone cover)

YouTubeでは、若きギンズバーグの勢いのある声が聴ける。
YouTube - Allen Ginsberg - The Fall of America
http://www.youtube.com/watch?v=eJhVmfmrJaQ
また、晩年のギンズバーグが「父の死のブルーズ」をしみじみと歌う姿を見ることができる。
YouTube - Allen Ginsberg - Father Death Blue
http://www.youtube.com/watch?v=5-pmFZJtS4E
さらに、1959年ニューヨークにおけるケルアックギンズバーグ他の日常の断片を捉えたサイレンのフッテージが見られる。
Kerouac, Ginsberg & friends in New York (complete version)
http://www.youtube.com/watch?v=vVudOyBv4Es