忘却との戦い---私のハイパーリンク構築計画

一つの記事(エントリー)を書く時に、一番頭を使うのは、頭の中の潜在記憶をどれだけ呼び出して言葉を繋げるかと同時に、どの言葉に頭の外のどんなリンクを張るかということだ。情報にとってはリンク(つながり)こそが「生命」だと思っているからだが、ブログ外部へのリンク先の選択の難しさを痛感していると同時に、最近気になり始めたのは、どんどん増えて行く自分のブログの記録(エントリー)の内部におけるリンクの必要性である。端的にいって、結構「忘れている」のである。これって、いつかどこかに書いたよな、と思いつつ、あとでブログ内検索かけりゃいいか、とそのまま放置してしまうことも少なくなかった。しかし、それではせっかくの記録が「死蔵」されかねないな、と反省した私は、今日からそういう内部リンクをしっかり張る覚悟を決めた。私なりの手作り「ハイパーリンク」構築計画である。気になった言葉はいちいちブログ内検索をかけて、過去のヒットした記事にリンクを張る。ハイパーリンクの密度の低さ故に「ウェブは使い物にならない」と断言した美崎薫さんがご自身の膨大な記録のハイパーリンク構築を私には理解できない方法で実践なさっているが、私は私のやり方で、このウェブ上で私の人生記録の自前のハイパーリンクを構築したいと思っている。いつまで続くやら、ではあるが。