花吊舟草、蝦夷鳥兜、鬼胡桃、洋種朝鮮朝顔、西洋鬼薊

札幌、晴。陽射しが強い、暑い。湿気はない。

クルミの枝葉の下から藻岩山を望む。

8月16日8月18日に記録した、pirikainankleさんが京都ではキツリフネソウ(黄釣船草, Impatiens noli-tangere)しか見たことがないと知らせてくれたツリフネソウ(釣船草, 吊舟草, Impatiens textorii )の仲間のハナツリフネソウ(花吊舟草, Impatiens balfourii)、別名カシミールバルサム(Kashmir balsamum) に新しい花が開いていた。「つりふね」の漢字表記は「釣船」、「釣舟」、「吊舟」と揺れていて面白い。「釣舟形の花を、吊り下げる」ような花の形状がその由来なので、両者のイメージを喚起するひらがなかカタカナ表記がよいのかもしれない。「船」よりは「舟」が相応しいだろう。


昨日ピンぼけだったキンポウゲの仲間のエゾトリカブト蝦夷鳥兜, Aconitum yesoense Nakai.)を撮り直した。フウロソウの仲間のクサツリフネソウとは生物種的にどれほどかけ離れているのかと思う。実在感はかなり違う。

タンポポ公園で、赤いバラがまだ一輪だけ咲いていた。

タンポポ公園の奥のオニグルミ(鬼胡桃, Juglans mandshurica subsp. sieboldiana)が実をつけていた。

初めて見る八重咲きのムクゲ木槿, Althea, Hibiscus syriacus)を見上げる。

ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔, Datura tatula)の裂開した果実に4匹のカメムシがとまっていた。昨日は2匹だった。「死んだように」動かない。

セイヨウオニアザミ(西洋鬼薊, Bull thistle, Scottish thistle, Cirsium vulgare (Savi.) Tenore.)、別名アメリオニアザミ(亜米利加鬼薊)の、これは痩果(そうか)と呼ばれる果実の一種。冠毛が金色に輝いていた。