ニセアカシアの果実、ヒナムラサキ(雛紫)

札幌、快晴。暑い。

藻岩山。

タンポポ公園で、昨日果実を確認したオニグルミと隣のニセアカシアの間に立って上を見上げる。ある高さから上の空間の「なわばり」は複雑に入り組んでいるというか重なり合っているように見える。両者はどう感じているのだろうか。

ズーム撮影してみらた、ニセアカシアの鞘タイプの果実が写っていた。僥倖。

道端で、見下ろした時には先端が赤みを帯びた毛深い草にしか見えなかったが、しゃがんで顔を近づけてみたら、立派な花をつけていた。蕾が多かったが、全開のもので径1ミリからせいぜい2ミリ。初めて見るムラサキ科(Boraginaceae)のヒナムラサキ(雛紫, Plagiobothrys scouleri)だった。ウェブ上に詳しい記載ページはない模様。『新北海道の花』で同定(101頁)。

朝の散歩でめぐる範囲内でみかけるの中では唯一の八重咲きのムクゲ木槿)の薄紫の花と蕾。

径20センチを超えるアメリカフヨウ(亜米利加芙蓉)の濃いピンクの花は次々と凋んでいく。

ヨウシュチョウセンアサガオ(洋種朝鮮朝顔)の果実には今朝もカメムシが……。中に入り込んでいた。

藻岩中学校裏門前、風変わりな外灯の二重の影。

ある廃庭の木陰にひっそりと(見てくれる主人を失って)咲くギボウシ(擬宝珠, Hosta)がはじめて目にとまる。

自宅玄関脇の小さなクモの巣に綺麗なクモがいた。接写したつもりが、ピンぼけで、その御陰で、クモの巣の糸がプリズムになって光から色が生まれた。