エゾヤナギ、ホソバウンラン、シモツケ、ハコベ、オニグルミ、クリ、ミニバラ

札幌、薄曇り。肌寒く感じる。

藻岩山。

以前から遠目にどこか欠けたような印象を持っていた樹。立ち止まってよく見たら、落雷か颱風のせいで幹が途中から折れていた。やはり本来はもっとずっと丈の高い樹だったはずだ。若い枝を上に伸ばしている。

その部分をズーム撮影した。葉の輪郭の特徴から、エゾヤナギ蝦夷柳, Salix rorida)ではないかと思う。

道端に変わっ形の黄色い花を見る。ホソバウンラン(細葉海蘭, toadflax, Linaria vulgaris)だった。英名のtoad(トード)はヒキガエルのことで,花の形が似ていることに由来するという。なるほど。

数ミリから1センチに満たない小さなの白い花が集合するタイプは遠目には区別がつかないことが多い。道端で目にとまりしゃがみ込んで接写したこれは、シモツケ(下野, Spiraea)の仲間とまでしか同定できなかった。

これは径2ミリくらい。地面に片膝をついて接写した。5枚の花弁は深く裂けて10枚に見える。好きな形だ。ハコベ繁縷, Stallaria)の仲間とまでしか同定できなかった。学名Stellaria(ステラリア) はラテン語の 「stella(星)」に由来する。なるほど。

道端に落ちていたオニグルミ(鬼胡桃, Juglans mandshurica var. sachalinensis)の実を拾って集めて置いた。

寄り道した空き地に痩せて元気のないクリ(栗, Castanea crenata)の木があった。

春の花を終えた鉢植えのミニバラが一週間ほど前から再び蕾をつけていた。今朝その内の一輪が咲いた。秋の花。花径は1センチ弱。