マロニエか栃の木か

札幌、曇り。寒い。東の空には晴れ間も見えるが、西の空からは雨雲が近づいてくる。大気が非常に不安定だ。散歩の後半雨が落ちてきた。

藻岩山。

久しぶりに金網越しに原生林内の枯れたオオウバユリ(大姥百合, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.)の群生に目が行く。果実が黒ずんでいた。この直立する茎たちは真冬の雪の中でも見ることができる。

一昨日(9月27日)記録した7つの小葉の落ち葉の主はこの街路樹だった。原生林に面したその通りの他の街路樹はすべてナナカマドであるが、なぜかこれだけ違う。小葉の特徴からマロニエMarronnier)という名で知られるセイヨウトチノキ(西洋栃の木, horse chestnut, Aesculus hippocastanum) だと思った。小葉の先端に「丸み」があるのはマロニエの大きな特徴らしい。

しかし、下の方の小葉の先端は尖っている。これは日本産のトチノキ(栃の木, Japanese horse chestnut, Aesculus turbinata)だろうか。