ジョナス・メカスによる365日映画、10月10日、283日目。
(鶴を折る幼いセバスチャン)
Day 283: Jonas Mekas
Wednesday, October 10th, 2007
5:29 min.
two moments from
the Fluxus evening
at Anthology
November 1992:
paper planes &
Origami event
(Sebastian)--
まず次の字幕が入る。
Fluxus Festival
1994 at Anthology
「1994年」と「1992年」のどちらが正しいのか不明。ステージと客席の間で紙ヒコーキが飛び交う場面が続く。
二つ目の字幕が入る。
Origami Crane
in 25 steps
まだ幼いセバスチャン(Sebastian Mekas, 1981-)がステージ上で立ったまま空中で黙々と鶴を折っている映像。完成した鶴を掌に載せてちょっと掲げたところで客席から拍手が沸き起こる。
最後に「おまけ」のような字幕が入る。
Nam June Paik
Nov.8, 1997
Anthology
薄暗いステージ奥で客席に背を向けて車椅子に座ったナム・ジュン・パイク(Nam June Paik, 1932-2006)は右手だけで電子ピアノを弾いている。曲は未同定。彼のすぐ正面にはステージ背後のスクリーンが迫り、そこにはマイクを手に歌うヨーゼフ・ボイス(Joseph Beuys, 1921-1986)の映像が映っている。まるで、パイクのピアノ伴奏に合わせてボイスが歌っているかのように聴こえる、見える。1986年に亡くなっているボイスとの共演。「時を越えた」共演である。1997年11月8日ということは、前年1996年のイースターの日に脳梗塞で倒れてから、わずか一年半後のステージである。ステージ脇には夫人Shigeko Kubotaの姿も見える。