T氏との対話

今日はT氏と昼食を共にしながら、主にITを巡る言論のある一定の「空気」について多面的に議論した。中心的な論点は言わば「計算可能な身体性」に依拠する言説と「計算不可能な身体性」に依拠する言説との間の対立と両者間の翻訳といったあたりだった。言い替えれば、見通し不可能な社会や他者の心や己の身体や日々の生活に対する感受性と認識と言語化の学習と教育、そしてそこからのビジネスを含めた人生、生き方モデルの構築といったあたり。参考までに、頻繁に言及されたのはこの本。

計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan)

計算不可能性を設計する―ITアーキテクトの未来への挑戦 (That’s Japan)

昼食後、お茶しながら、多岐にわたる話が物理的タイムリミットまで続いた。

茶店のカウンター席から写真を一枚撮った。額縁に入った絵に反射するランプが無意識のポイントだったことに後で気づいた。T氏にも試し撮りさせた。ジョナス・メカスみたいな眼を感じさせる写真を撮っていて面白い。しかも彼もやはり額縁に入った絵をモチーフにした一枚を撮っていて驚いた。