中学生たちと歩く

朝起きてカーテンを開ける。明るい。窓の外の雪景色は昨日と変わらないように見える。自宅正面スペースに駐車している車を見る。すっぽりと雪に被われている。寝ている間に降ったのだと分かる。よく見る。5cmくらいだ。昨日と同じ軽い粉雪。散歩に出る。身の引き締まる氷点下の空気は昨日よりも「透明度」を増した。今朝の藻岩山(→ Mt. Moiwa, December 17th, 2007)。「白髪」が増えたように見えた。

散歩の往きは原生林や藻岩山をぱちぱち撮影しながら、登校中の中学生の流れを遡り、帰りは狭い歩道を彼らの間に挟まれて彼らとともに下った。風太郎に手を差し延べる子や私に挨拶してくれる子もいる。彼らの若い息吹を身近に感じながら歩くのは楽しい。私の方から声をかけると、戸惑ったり、怪しんだり、固まってしまう子もいるのが面白い。

なんと表現したらいいのだろう。冷気が朝の陽射しにほんの僅かに温められつつある微妙に深みのある空気感。触れると冷たい雪も温かく見えるから不思議だ。