キレンジャク


札幌、雨。藻岩山は霞む(大判→ Mt. Moiwa, April 4th, 2008)。

原生林に群生するオオウバユリ(大姥百合, Giant lily, Cardiocrinum cordatum var.glehnii.)。そこだけ帯のようにまだ雪が残っている。

民家のテレビ・アンテナに9羽のキレンジャク(黄連雀, Bohemian Waxwing, Bombycilla garrulus)が一斉に飛来した。逆光のため肉眼では色などは識別できなかったが、冠羽ですぐにレンジャクと判る。


『フィールドガイド日本の野鳥』235頁

でも、キ(黄)かヒ(緋)かは判別できなかった。


写真でなんとか黄色い尾先と翼の白班を確認することができた。前回見かけたときには大群だった。


良い形だ。インドのデザイナー、ジョーシー(R. K. Joshi, 1936–)が文字という「形」を大地から生える植物に喩えていたことを思い出す。単にインクと紙との出会いではないのだと。