紫丁香花(ムラサキハシドイ)の語源

札幌、雨。風強し。一日中雨。風太郎が頑としてショートカットするといってきかなかったので、いつもの定点観測は半分もできなかった。

桜が散る。

藻岩山が雨に烟る(→ 大判1000×750)。

満開のライラック(紫丁香花, Lilac, Syringa vulgaris)も雨に濡れる。ライラックの和名「紫丁香花(ムラサキハシドイ)」が前から気になっていた。漢字と音がかけ離れているから覚えにくい。語源は不明らしいと書いたことがある。日本には近縁種の真っ白な花をつけるハシドイ (丁香花, Syringa reticulata)が野生する。その「丁香花(ハシドイ)」の名は、木曽方言に由来し*1、花の付き方が「端に集う」という意味*2らしいことが分かった。「ハシニツドウ」の木曽方言「ハシドイ」(?)に「丁香花」という漢字表記が当てられたわけだ。それにしても、ついつい「チョウコウカ」と読んでしまう。「沈丁花(ジンチョウゲ)」程度なら覚えやすいのだが。