ウスユキマンネングサ、そしてボケの実だった

札幌、晴れ。藻岩山が心持ち遠くに見えた。

とある空き地に、一昨日記録したツルマンネングサ(蔓万年草, Sedum sarmentosum)に似た小さな白い花を見かけた。同じベンケイソウ科のウスユキマンネングサ(薄雪万年草, Spanish stone crop, Sedum hispanicum)のようだ。花弁が7枚ある。普通は5、6枚のようだが。

昨日も記録した、あるお宅の庭の低木がつけているユーモラスな形の果実。mmpoloさん(id:mmpolo)がボケ(木瓜, Flowering Quince, Chaenomeles speciosa)の実であることを知らせて下さった。そしてボケ酒は「果実酒の王様」であるという、聞き流せない情報まで(興味のある方は昨日のコメント欄を参照してください)。今朝は会えなかったその家のご主人にお願いして実を少し分けていただこうと思っている。そのボケ酒についてちょっと調べてみた。

熟成には少なくとも半年から1年はかかるという。切り分けてから漬け込めば、2〜3ヶ月で飲めるようになるらしいが、その場合には濁りが生じるという。やはりmmpoloさんのおっしゃる「金色」に透き通った酒がいい。そもそも「熟成を急ぐ」必要はないし、それでは本当の熟成ではないだろう。「自然の熟成には一年一年とスローに焦らず寝かせねばらないのですね。いや、年を経るってスローでもなんでもなく当たり前。腰を据えること。」(Emmausこと下川さんによる昨日のコメントから)

そんなわけで、最短2年後の、もしかしたら来年の夏に、kinaさん(id:kina)と下川さん(id:Emmaus)が教えて下さった、新宿御苑の森の美しい枝ぶりのプラタナスの下で、有志の方々と金色の酒を酌み交わせたらいいなあと思っている次第です。