アメリカオニアザミ、ナツシロギク、ホオズキ

札幌、薄曇り。朝から非常に蒸し暑かった。

アザミ(薊)の花が咲き始めた。アメリオニアザミ(亜米利加鬼薊, Bull thistle/Scottish thistle, Cirsium vulgare Tenore)。とげとげの葉や茎や開花前の蕾みは禍々しいが、花の色はハッとするほど美しい。その落差がかなり魅力的。

これはナツシロギク(夏白菊, Feverfew, Chrysanthemum parthenium)のようだ。園芸の世界での通称はマトリカリア(Matricaria)。古い学名の"Matricaria parthenium"に由来するという。


初めて見る俯いたオフホワイトの花。布のような質感の花弁。ホオズキ(酸漿/鬼灯, Chinese lantern plant, Physalis alkekengi)だった。

オニグルミ(鬼胡桃, Japanese Walnut, Juglans mandshurica subsp. sieboldiana)の下に佇む。巨大な「羽状複葉」(小葉が規則正しく並んで羽のような大きな一枚の葉を構成する)の規則性に目が行き、あまり落ち着かない。

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夕方、大学構内の掲示板から眼に飛び込んできた砂澤ビッキの素描展のポスター。なぜか花の印象を残した。