ジャコウアオイ、エゾノシモツケソウ、セイヨウスグリ、イチョウ

札幌。晴れ。猛暑。家を出た途端、今までにない熱い空気に頭がくらくらした。藻岩山も霞んでいた(→ Mt. Moiwa, July 6th, 2008)。風太郎も近道を要求した。

庭に沢山のジャコウアオイ(麝香葵, Musk mallow, Malva moschata)の花が咲き乱れるお宅があった。

満開のエゾノシモツケソウ(蝦夷下野草, Filipendula yezoensis)。離れた場所から見るといつも桜田麩を連想する。

熟し始めたセイヨウスグリ(西洋酸塊, Gooseberry, Ribes uva-crispa)の果実。真っ赤なやつを一個だけいただいて口の中に放り込んだ。甘酸っぱい濃厚な味が口の中一杯に広がる。粒粒の極小の種ともどもその果汁を飲み込んだ。

藻岩中学校裏門横のイチョウ(銀杏, Ginkgo, Ginkgo biloba L.)を見上げる。まだ若い樹だ。歩道に日陰はなく「樹木の下に佇んでみるプロジェクト」の敢行は諦めた。暑い! 連日祇園祭の素敵な音の風景を紹介してくれる山崎さん(id:caesarkazuhito)が悲鳴を上げる「茹だる」ような京都の暑さに比べたら、「爽やか」なのかもしれないが...