雨の後、痕

札幌、晴れ*1。昨日の午後は案の定雨になった。夕方までけっこう強い雨が降り続いた。

昨日の雨で流され運ばれた土砂。今朝は地上に溜まった水分が強い陽射しで一気に蒸発し、散歩道は天然蒸し風呂と化していた。蒸し暑いのなんの。気温はそう高くはないのに、湿度90パーセント以上という感じだった。すぐに汗だくになった。これは昨日から食欲が落ちている風太郎にはかなり負担になるだろうと考えて、抵抗した風太郎をなんとか説得して、散歩を早めに切り上げた。

「猫プロジェクト」も忘れてはいません。ペンキ屋さんの物置の屋根に佇む猫。先日、目をまんまるにして風太郎に驚いていた猫だ。その驚きの表情があまりに印象的だったので、「驚太(きょうた)」と勝手に命名した。驚太はちょっと警戒して目で風太郎を追っている。風太郎は気づいていない。


戯れに「タチアオイ通り」と名づけた散歩往路では、茎が折れて倒れたタチアオイや、散ったというよりボタッと落ちた感じの花が散見された。ここまで看取れば、いいだろうか?

帰り道、まだ驚太はそこにいた。私たちを害のない存在だと認知したのか、クールな目でカメラを向ける私をまじまじと見つめていた。もちろんいつでも瞬時に逃げられる態勢は維持しているようだった。でも距離が少し縮まった手応えを感じた。

*1:雲量からいえば曇りだが、体が「晴れ」だと感じたので、「晴れ」にしておく。科学は融通が利かないところが愛おしい