「粋」なお父さん

札幌、晴れ。ときどき爽やかな風が吹く。

もう秋の空模様。雲の形がユーモラスなリズムとなって伝わって来てお腹あたりがよじれる感じ。思わず笑い出しそうになった。

やまばと公園で風太郎は水を飲む。強く剪定されて枝の短いプラタナスの下にしばし佇む。

おお、ゴミステーションのカラス除け対策。胴体はペットボトル、翼は針金の骨組みに黒い紙、尾はスズランテープ*1で製作された「カラス」が二羽、ゴミステーションを守っている。

「どーも、どーも」町内資源回収に勤しむ笑顔が素敵な「お父さん」が風太郎を可愛がる。前回出会ったときには「お父さん」の文字に可愛い笑顔のイラストが映えるエプロンだった(http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20080713/1215914525)。今朝は歌舞伎の隈取りのようなキリリとした顔のイラストに「粋」の一文字が光るエプロン。「今日は『粋』なお父さんですね!」「いやあ、同じようなやつを三枚持ってるんだよ」お父さんはちょっと照れていたが嬉しそうだった。どこで買ったのか尋ねそこねた。名前は存じ上げない、その粋なお父さんは天性の「花咲か爺」(失礼)である。私など、まだまだ、足許にも及ばない。そんな人生の先輩がいてくれることは嬉しい。

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アカカタバミ(赤片喰, Oxalis corniculata f. rubrifolia)。カタバミ(片喰)の変種。葉が赤っぽく、花の中心部に橙色の環ができる。酢漿草紋・片喰紋(かたばみもん)は日本の家紋の一種である。*2


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