山葡萄の記憶

二週間前にもいできた山葡萄(Crimson glory vine, Vitis coignetiae)の実一房が今も机の上にあって、少しずつ乾涸びて皺くちゃになって行くのを毎日見ている。ふと思い立って、白紙の上で一粒を潰して描いた。天然インクによる絵。なかなかいい色出てるでしょ。右下に四つ並んでいるのは種。なるべく山葡萄をイメージせずに手を動かそうとしたが、結果的にはいかにも山葡萄を描いたように見えて、ちょっと詰まらない。

以前、戯れに露草の花弁の青と花粉の黄で絵を描いたのだった。