幼稚園児の雪遊び、自治体若手職員の雪かき研修

公園での雪遊びを終えて帰途につく幼稚園児たち。散歩の帰り道、サフラン公園に近づくと黄色い歓声が聞こえてきた。色とりどりのつなぎのスキーウェアに包まれてふっくらとしたちびっ子たちが列をなして公園から出て行くところだった。総勢三十人以上。先生が三人ついていた。一人の先生が十数人の園児の面倒を見ている。大変な仕事だといつも思う。俺にはとてもつとまんないなあ。声をかけながら、ちびっこたちの間をぬって歩き、先導する一人の先生に「ご苦労様」と労をねぎらう言葉をかけた。笑顔と感謝の言葉が即座に返ってきた。


帰宅後、新聞を一通り眺めていて、ある記事が目にとまった。

北海道夕張市財政再建の厳しさを肌で学ぼうと、猪瀬直樹東京都副知事の呼びかけに応じた都職員10人と大阪府職員2人、広島市職員2人の計14人が21日から現地で職員研修を始めた。……

 朝日新聞朝刊2009年1月22日

東京都では石原慎太郎知事が9日の定例会見で夕張市での雪かき研修を発表していた。

この雪かき研修は若手職員を極限状態にある自治体に派遣して地方自治の厳しさを実感させ、いろいろと学ばせることが目的のようで大変結構だが、若手職員だけでなく、知事や副知事など各自治体のリーダー、さらには総理大臣はじめ国政に関わるリーダーや国会議員こそが率先して雪かき研修に参加すべきなのではないかと思った。