このきにきのこ

「このきにきのこ」(この樹に茸)。いちおう回文です。山菜採りの趣味もない私にとって野生のキノコの同定は超難題である。いわゆる「雑草」の比ではない。色は地味で変化に富み、形は個体差が大きい。今朝見かけた下にあげる三種のキノコだけでも、完全な同定には至っていない。記載した名称は仮留めに過ぎない。ちょっと調べてみただけで、毒の程度やそばにはえる樹との関係などもふくめて、キノコの世界は興味深く奥深い。かつて音楽家や数学者を深く魅了したのも頷ける。




シロナメツムタケ(白滑紡錘茸, Pholiota lenta (Fr.) Sing)か。タンポポ公園のイチョウの樹の下で。



北海道では通称「ボリボリ」の、ナラタケ(楢茸, Honey mushroom, Armillaria mellea subsp. nipponica)か。同じく、タンポポ公園のイチョウの樹の下で。



テングタケダマシ(騙天狗茸, Amanita sychnopyramis)か。藻岩中学校校庭のエゾマツの樹の下で。


参照