霜柱


昨日は日中も気温が上がるどころか、ぐんぐん下がって氷点下、−3℃くらいになり、夜の散歩ではぶるぶる震えながら歩いた。今朝も気温は氷点下のまま、薄曇りの空の下、小雪がちらついていた。手袋の中の手がかじかむ。急激な寒波のせいで、町内では目についたイチョウの黄葉が一晩でほとんどすべて落ちた。トチノキの葉もほとんどすべて落ちた。水たまりには薄氷が張り、空地では長さ4、5センチに成長した霜柱が目にとまる。庭木の冬囲いをしていた向平さんに呼び止められて、写真のお礼にと、収穫したばかりの林檎「ふじ」を二個いただいた。帰宅後すぐに皮を剥いて食べた。ちょうどいい具合に熟し、甘味と酸味のバランスが絶妙だった。種子の周りには濃厚な甘味の蜜が溜まっていた。米田さんと牧野さんに写真を届ける。T's Gallery前で武田さんがなにやら作業していた。庭木には特別な冬囲いをしない武田さんだが、荒縄でかるく結わえていた。「基本的にこのままなんですよね?」「そう、手をかけすぎるとちゃんと育たないんだ、わっはっは」帆足さんちでは菊の花に急遽防寒対策がとられていた。サフラン公園で幼い兄妹に出会う。「落ち葉拾い?」「うん」寒がる妹に兄は自分のベンチウォーマーを羽織らせたりして甲斐甲斐しく面倒をみていた。