花魁渕(おいらんぶち)


ちょっと足をのばして豊平川を見に行く。藻南橋から豊平川下流方面を望む。右の断崖の下あたりが「花魁渕」。藻岩山の頂上が断崖に隠れている。




雪を漕いで、断崖の対岸に設置された説明板まで行く。諸説ある「おいらんぶち」の由来のうちのひとつが書かれている。



そのすぐ傍にたつ宝性地蔵尊。「ほうじょう」と読むらしい。敗戦後、三人の水死事件をきっかけに、宝流寺仏教婦人会がおいらん淵の水死者の供養のために、昭和二十五年(1950)十月に建立したものとされるが、、。なぜ大小二体なのか? しかも、



手前の地蔵には「昭和三十年一月二十二日 七七才/幡司政憲」と読める。



発起人と石工の名が刻まれた石塔。



あ!? 宝性地蔵尊の台座に小さな顔が雪からのぞいている。



雪を払うと、こんな姿が現れた。可愛くも哀しい。知らなかった。計三体ということか? 未詳。とにかく、拝んできた。



参照