君の名は


帆足さんと立ち話する。まるでホントにスキーをしているように、両手に持ったストックをこんこんと軽く突きながら、颯爽と歩いていた。

talking with Mr. Hoashi, 83sec.



シラカバ(白樺, Japanese White Birch, Betula platyphylla var. japonica



未詳



煙突



横断歩道で信号待ちする苅谷さんに会う。「苅谷さん、昨日話してくれた初めて観た映画の題名って何だっけ?」「君の名は」「あ、そうだった、君の名は、か」「君の名は」「好きだった?」「ああ、若かったからなあ、、」そう言って苅谷さんはちょっと照れた。



雪かきしていた大槻さんと世間話する。大槻さんのルーツは福島県の養蚕農家。養蚕がだめになって夕張へ。そしてこの土地に暮らしはじめてもう30年以上たつ。昔はこのあたりは畑だったという。大槻さんはバツが悪そうに、「ところで、今さらこんなこと聞いて申し訳ないけど、お名前は?」「あ、三上です。そういえば、ちゃんと自己紹介してませんでしたね」大槻さんに「君の名は?」と聞かれて、不思議な符合に愉快な気分になった。大槻さんとはほぼ毎日顔を合わせ、声を掛け合う仲であるが、まだ一枚も写真を撮っていないことに気づいて、初めての記念撮影をした。「後で印刷して届けますから」「ありがとう!」