ムクゲの木に林檎の実、餌台の進化形


 ムクゲ木槿, Rose of Sharon, Hibiscus syriacus)の木に林檎の実が!



 Tさん


え!? まさか林檎が、しかも今頃、どうして? よく見るとムクゲの木の枝に林檎を長い針金で吊り下げてある。写真には2個しか写っていないが、実際には2本のムクゲの木に10個以上の林檎の実が生っていた、、。庭木の隙間からしゃがみ込んで何やら作業しているおじいさんの姿が見えた。「こ、これは、林檎ですよね?」「そうじゃ、、」「野鳥の餌ですか?」「そうじゃ、、」「自然型ですね」「???」Tさんはとても嬉しそうに満面の笑顔で答えてくれた。



 上野夫妻


実は、よくある滞在型というか家型の野鳥の餌台に関して、数日前に上野さんから、野鳥が残す糞が病気を伝染させる原因になるので、糞が溜まるような家型の餌台はよろしくないという話を聞いた。野鳥観察を楽しみにしている上野さんはちょっと困っている様子だった。その時は思いつかなかったが、そういえば、兵藤さんちでは、家型・滞在型でも床部分が板ではなく細い木を組んだだけのものや、さらには家型・滞在型を脱して、糞が溜まらない工夫を凝らした型の餌台が次々と考案されていることを思い出した。その究極は紐で餌を吊るしただけの自然型である。上野さんにも知らせよう。参考までにそれらの餌台の進化形と私が勝手に認定しているものの写真をご覧ください。



床に糞が溜まらない工夫が凝らされたタイプ。



笊タイプ。野鳥は笊には止まらず、餌だけを取る。



何かの種子を入れたペットボトルが逆さに吊り下げられ、一本の止まり棒だけが備え付けられているタイプ。




木の実がそのまま紐で吊り下げられているタイプ。